テスホールディングスは2025年4月30日、静岡県菊川市で出力約30MWの「静岡菊川蓄電所」の建設に着手したと発表しました。4月25日に地鎮祭を行い、2027年3月の運転開始を予定しています。
長期脱炭素電源オークションで落札
同案件は2023年度の長期脱炭素電源オークションで落札した電源です。調整係数適用後の落札容量は22MWですが、実設備の出力は約30MWとなります。長期の容量収入を確保することで、大規模蓄電所の建設費を回収しやすくする制度を活用します。
EPCから運用まで一貫対応
事業者は合同会社静岡菊川蓄電所で、TESSグループがEPCに加えてO&M、アグリゲーションまで担います。用地開発、資金調達、設計・施工、市場運用を一体化し、卸電力市場、需給調整市場、容量市場の収益を組み合わせる計画です。
蓄電池事業を成長分野に
TESSは太陽光発電所の開発で500MW超の実績を持ち、その知見を系統用蓄電所とFIT太陽光のFIP転換・蓄電池併設へ広げています。約30MW案件の着工は、エンジニアリング会社が設備建設だけでなく保有・運用収益へ事業領域を拡張する動きとして注目されます。
出典:テスホールディングス発表