英国のバーナム新首相は、2026年7月21日、今冬の家計における急激な生活費負担を緩和するため、家庭用電気料金に適用されている5%の付加価値税(VAT)を2026年10月1日より撤廃し、税率をゼロに引き下げると発表しました。本措置はエネルギー規制庁(Ofgem)による価格上限設定(Price Cap)の改定時期に合わせて適用が開始されます。
平均的な世帯で年間約45ポンドの節減効果を試算
本減税策の実施により、標準的なエネルギー消費を行う世帯において年間約45ポンドの光熱費削減効果が見込まれています。電力供給事業者には、固定価格プラン(Fixed Tariff)利用者を含むすべての顧客に対してこの税率変更を直ちに反映させることが求められます。さらに、マクロ経済面では消費者物価指数(CPI)に基づくインフレ率を約0.10ポイント押し下げる効果が期待できるとしています。
デジタルID計画の見直しによる財源確保
新政権が掲げる生活費支援策の第一弾となる本施策の財源には、デジタルID(Digital ID)導入計画の予算見直しにより確保された資金が充当されます。英国政府は物価高騰に直面する国民の購買力維持と支援の即効性を最優先事項に掲げ、税制面からの直接的な負担軽減を推し進める方針です。
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