プロロジスと住友生命保険は2024年12月4日、物流施設の屋根太陽光を活用したバーチャルPPAを締結したと発表しました。対象容量は合計5.8MWで、プロロジスが発電に伴う環境価値を住友生命へ20年間提供します。住友生命がバーチャルPPAを利用するのは初めてです。
岡山と盛岡の物流施設を活用
対象は「プロロジスパーク岡山」の1.2MWと、「プロロジスパーク盛岡」の屋根太陽光5.7MWのうち4.6MWです。盛岡の残る1.1MW分は施設内で自家消費します。契約はFIP制度を利用し、2025年12月から環境価値の提供を始める予定です。住友生命は従来の小売電気契約を維持したまま、対象発電量に対応する環境価値を証書として受け取ります。
屋根設置と長期契約の組み合わせ
バーチャルPPAでは、発電した電気そのものと環境価値を分けて取引するため、発電所と需要拠点の物理的な距離に左右されにくい特徴があります。今回、物流施設という長期運営が見込める資産と、地上設置よりFIP基準価格が優遇される屋根太陽光が評価され、20年契約につながりました。住友生命は2030年までに国内使用電力の脱炭素化を目指しており、追加性を備えた環境価値を長期確保します。不動産事業者にとっても、未利用屋根を発電資産化し、施設賃貸とは別の安定収益を得るモデルとして注目されます。
出典:公式発表