環境省は、2026年7月2日、「バリューチェーン全体での脱炭素化推進モデル事業」の業界団体等を対象とした二次公募を開始したと発表しました。
公募期間は2026年7月2日から7月29日までです。本事業は、企業の自社排出(Scope1・2)に加え、サプライチェーン全体の排出量(Scope3)の削減を促進することを目的としており、取引先からの一次データ取得や排出量算定の仕組みづくりを支援します。特に中小企業における排出量算定の普及や効率化を図ることを目指しています。
Scope3算定ルールや一次データ取得の枠組みを支援
支援対象は、業界団体や企業グループが構成する検討グループです。業界共通のScope3算定手法や一次データ取得ルール、エンゲージメント方針の策定に加え、次年度以降のロードマップ作成や、策定したルールを業界内企業や取引先へ展開するためのヒアリング・実証などを支援します。
また、従来の省エネルギー施策に加え、デジタル技術を活用したScope3算定や一次データ取得の効率化・自動化についても検討対象としています。
業界団体やリーディング企業グループが対象
応募対象は、①業界団体と同業界に属する企業群、②業界内で影響力を持つリーディング企業群のいずれかで構成される検討グループです。代表者は業界団体事務局または企業のいずれも可能で、グループ全体で応募条件に同意していることなどが要件となります。業界横断でScope3算定ルールの標準化が進むことで、企業間での脱炭素データの共有や排出削減の取り組みが加速することが期待されます。