JERAは、2026年7月1日、LNG事業の強化と低炭素燃料のバリューチェーン構築・拡大を担う新会社「JERA Global Energy Solutions(JERA GES)」をシンガポールに設立し、事業を開始したと発表しました。
JERA GESは、JERA常務執行役員のイルティザ・サイード氏が最高経営責任者(CEO)を務めます。同社はLNGの上流投資、調達、輸送、受入基地、発電までを含む既存のLNGバリューチェーンの強化に加え、水素やアンモニアなど低炭素燃料のサプライチェーン構築・拡大を推進する役割を担います。
シンガポールを拠点に迅速な事業展開へ
JERAは国内電力需要の約3割を支える国内最大級の発電事業者であり、世界最大級のLNGバリューチェーンを運営しています。新会社をシンガポールに設立することで、国際的なエネルギー市場に近い拠点から、LNGや低炭素燃料に関する投資判断や事業開発を迅速に進める体制を整えるとしています。
また、洋上風力発電をはじめとする再生可能エネルギー事業との連携も視野に入れ、次世代エネルギー分野の事業拡大を図る方針です。
エネルギー安全保障と脱炭素を両立
世界的なインフレや地政学リスクの高まりにより、燃料価格やエネルギーインフラを巡る不確実性が増す中、LNGの安定調達と低炭素燃料の供給体制を一体的に強化する動きが重要性を増しています。JERA GESの設立により、エネルギーの安定供給と脱炭素化を両立するための事業展開が加速することが期待されます。
出典:JERA プレスリリース「LNG・低炭素燃料事業の戦略的バリューチェーン構築・拡大に向けた新会社『JERA Global Energy Solutions』の設立について」