関西電力株式会社は、2026年7月1日、「南港発電所更新計画」に係る環境影響評価書の公表および縦覧について発表しました。同社は2026年6月10日に、電気事業法に基づき経済産業大臣から評価書の変更は不要とする確定通知を受領しており、環境影響評価法に基づき評価書などを7月31日まで公開するとしています。
出力186.3万kWのLNGコンバインドサイクル発電所へ更新
更新計画では、大阪市住之江区南港南7丁目3番8号にある南港発電所(対象事業実施区域約50万㎡)を、ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)方式へ更新します。現在の1~3号機は汽力発電方式で、総出力180万kWですが、2025年3月31日に廃止済みとなっています。
新設する1~3号機は、いずれもガスタービンおよび汽力によるコンバインドサイクル発電方式を採用し、各号機の出力は62.1万kW、合計出力は186.3万kW(大気温度4℃条件)となる計画です。
環境影響評価手続きが最終段階へ
評価書では、大気環境、水環境、動植物、生態系、景観、廃棄物、温室効果ガスなどについて調査・予測・評価を実施し、環境保全措置や事後調査の内容も取りまとめています。評価書、要約書および「あらまし」は2026年7月1日から7月31日まで、大阪府、大阪市、堺市の関係行政機関や南港発電所などで縦覧されています。
発電方式を高効率なLNGコンバインドサイクルへ更新することで、既存設備より高効率な電力供給と環境負荷の低減が期待されるほか、関西地域の安定供給を支える基幹火力発電所としての役割も引き続き担う見通しです。