- *International Renewable Energy Agency(IRENA)*は、2026年7月3日、2025年の世界の再生可能エネルギー発電コストに関する報告書を発表しました。2025年に運転を開始した大規模再生可能エネルギープロジェクトの90%超が、最も低コストの新設化石燃料火力発電よりも安価な発電コストを実現したとしています。 (IRENA)
報告書によると、2025年に導入された再生可能エネルギー設備は、化石燃料購入費を世界全体で約4,800億米ドル削減し、約84億トンの二酸化炭素(CO₂)排出回避に寄与しました。また、太陽光発電や陸上風力発電に加え、蓄電池を組み合わせたシステムのコスト競争力も高まり、再エネの経済性が一段と向上しているとしています。(IRENA)
太陽光・風力・蓄電池のコスト低減が継続
IRENAは、技術革新や製造規模の拡大、サプライチェーンの効率化を背景に、太陽光発電や蓄電池の設備コストは2035年に向けても低下が続くとの見通しを示しました。条件の良い地域では、太陽光発電と蓄電池を組み合わせた電源の均等化発電原価(LCOE)が50米ドル/MWhを下回る可能性があるとしています。(Energy-Storage.News)
エネルギー安全保障の強化にも寄与
報告書では、再生可能エネルギーは単に低コストな新設電源であるだけでなく、燃料価格の変動リスクを抑え、エネルギー安全保障や経済の強靱化にも貢献すると分析しています。一方で、送電網整備や柔軟性資源への投資、低コスト資金へのアクセス拡大が、今後の導入拡大に向けた重要課題になると指摘しています。(IRENA)