株式会社イオレとシンエネルギー開発株式会社は2026年7月6日、西日本で100MW級のAIデータセンターと、それを支える電力インフラを共同開発すると発表しました。生成AI向け計算需要の増加を背景に、データセンター設備と大規模電源を一体で計画し、2029年4月の開業を目指します。
電源確保を開発計画の中核に
AIデータセンターは高密度GPUの稼働によって大きな電力を継続的に消費するため、土地や通信回線だけでなく、系統接続容量と電源の確保が事業成立の前提になります。両社はLNGなどを含むエネルギーインフラと受変電設備を組み合わせ、安定供給可能な開発モデルを検討します。電源側と需要側を同時に設計し、接続制約や供給開始時期のずれを抑える狙いです。
プロジェクト会社への資金供給も検討
計画ではプロジェクト会社を通じた資金調達を想定し、イオレによる出資や融資も検討します。今後は用地、電源構成、系統接続、顧客確保、冷却方式、設備効率などの具体化が焦点です。再エネや蓄電池をどの程度組み合わせ、電力の安定性と脱炭素性を両立するかも重要になります。国内ではAI需要の増加に対して電力・系統制約が顕在化しており、本計画はエネルギー開発会社とデジタル事業者が初期段階から連携する事例として注目されます。
出典:株式会社イオレ 公式発表