KDDIスマートドローン株式会社は、2026年6月10日、秋田洋上風力発電株式会社と共同で、秋田洋上風力発電所において車載型ドローンポートを活用した遠隔自動点検の実証に成功したと発表しました。
実証は2026年3月23日から26日にかけて実施され、洋上風力発電設備のブレード外観点検を対象に、車両へ搭載したドローンポートからドローンを自動離着陸させ、遠隔操作による点検を行いました。従来は専用船を用いた現地点検が必要でしたが、本実証では遠隔からブレードの外観確認を実施し、自動点検の有効性を確認したとしています。
専用船を使わない点検手法を検証
今回の実証では、車載型ドローンポートを活用することで、点検場所まで専用船を手配することなく、洋上風力発電設備のブレード点検を実施しました。これにより、点検に伴う作業負担や移動時間の削減に加え、発電設備の停止時間を短縮できる可能性を検証しています。
洋上風力発電設備は海上に設置されるため、気象・海象条件によって点検作業が制約されることが多く、効率的な保守点検手法の確立が課題となっています。
保守の高度化と洋上風力拡大を後押し
洋上風力発電の導入拡大に伴い、設備の維持管理を効率化する技術への需要が高まっています。ドローンと遠隔運航技術を組み合わせた点検手法が実用化されれば、保守コストの低減や設備稼働率の向上につながり、洋上風力発電の安定運用を支える技術として活用が期待されます。