【非化石価値取引市場】JEPX、2026年度の非化石価値取引日程を発表 8月から全4回、FIT・非FIT証書を取引

日本卸電力取引所(JEPX)は、2026年6月25日、2026年度分の非化石価値取引市場の開催スケジュールを発表しました。オークションは2026年8月から2027年5月までに全4回実施し、「非FIT・再エネ指定なし」「非FIT・再エネ指定」「FIT」の3商品をそれぞれ異なる期間で取引します。

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第1回は2026年8月21日に始まり、非FIT・再エネ指定なしが8月21~27日、非FIT・再エネ指定が8月24~28日、FITが8月25~31日に入札を受け付けます。約定処理日はそれぞれ8月27日、28日、31日です。

11月、翌年2月、5月にもオークション

第2回は2026年11月に開催します。非FIT・再エネ指定なしの入札期間は11月19~26日、非FIT・再エネ指定は11月20~27日、FITは11月24~30日です。約定処理日は順に11月26日、27日、30日となります。

第3回は2027年2月に設定されました。非FIT・再エネ指定なしは2月17~24日、非FIT・再エネ指定は2月18~25日、FITは2月19~26日に入札を受け付けます。約定処理日はそれぞれ2月24日、25日、26日です。

最終となる第4回は2027年5月に実施します。非FIT・再エネ指定なしは5月13~19日、非FIT・再エネ指定は5月14~20日、FITは5月17~21日が入札期間となり、約定処理日は5月19日、20日、21日に設定されています。

非化石証書を3商品に分けて取引

非化石証書は、発電時に二酸化炭素を排出しない電源が持つ「非化石価値」を、電力そのものから切り離して証書化したものです。小売電気事業者や需要家は、証書を調達することで、購入した電力に非化石価値や再生可能エネルギー価値を付加できます。

非FIT・再エネ指定なし証書は、再生可能エネルギーに限定せず、原子力発電などを含む非FIT非化石電源を対象とする商品です。主として、エネルギー供給構造高度化法に基づく小売電気事業者の非化石電源比率目標への対応に利用されます。

非FIT・再エネ指定証書は、FIT制度による支援を受けていない再生可能エネルギー電源に由来します。卒FIT電源や非FIT太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスなどが対象となり得ます。FIP制度を利用する電源についても、非化石価値を発電事業者側で取り扱う仕組みが設けられています。

FIT証書は、固定価格買取制度の対象となる再生可能エネルギー電源の非化石価値を取引する商品です。小売電気事業者だけでなく一定の要件を満たす需要家も市場に参加でき、企業の再エネ電力調達や温室効果ガス排出量の算定などに活用されています。

年4回の調達機会、口座移動は2027年6月まで

3商品は同じ回でも入札期間と約定処理日が異なります。参加者は調達する証書の種類に応じ、入札期限や約定後の口座残高を確認する必要があります。特に8月と11月の各商品は日程が近接しているため、複数の商品を調達する事業者には事前の入札計画が求められます。

JEPXは、2026年度分取引に関する非化石価値の口座移動終了日を2027年6月25日に設定しています。約定した証書の移転や需要家への割り当てを行う場合には、この期限までに必要な手続きを終える必要があります。

企業の再生可能エネルギー調達では、非化石証書、再エネ電力メニュー、コーポレートPPAなど複数の手法が利用されています。今回のスケジュール公表により、2026年度に証書を調達する小売電気事業者や需要家は、年間4回のオークションを前提として調達時期と必要量を検討できることになります。JEPXは、2026年度の年会費、取引手数料および市場スケジュールを併せて公開したとしています。

出典:2026年度分非化石価値取引市場スケジュールのご案内(日本卸電力取引所)

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