電源開発株式会社(Jパワー)は、北海道上ノ国町で出力51.595MWの「上ノ国第三風力発電所」の建設工事を開始しました。単機出力4.3MWの大型風車12基を既設の上ノ国第二風力に隣接して設置し、2028年9月の営業運転開始を目指します。Jパワーグループの北海道における風力発電所として10地点目です。
既設案件と一体で開発効率を高める
同計画は上ノ国第二風力と一体で環境影響評価手続きを進めました。隣接地での開発は、風況データ、アクセス道路、保守体制など既存の事業基盤を活用できる可能性があります。一方、大型風車の建設では輸送経路、系統接続、自然環境への配慮を含む工程管理が重要です。発電所全体の出力は系統条件に合わせて51.595MW以内に抑制します。
環境価値をKDDIへ20年間供給
創出する環境価値は非化石証書として、バーチャルPPAを通じ20年間KDDIへ提供されます。需要家は物理的な電力供給契約と切り離して長期的に環境価値を確保でき、発電事業者は固定的な収入源を得られます。大型風力と長期の環境価値契約を組み合わせる本件は、陸上風力の事業性と企業の脱炭素調達を結び付ける事例です。
出典:公式一次情報