auリニューアブルエナジー株式会社は2026年7月13日、愛知県瀬戸市で開発する系統用蓄電所について、オリックス・リニューアブルエナジー・マネジメント株式会社(OREM)へ工事中の保安管理業務を委託したと発表しました。出力は1.9MWで、2026年10月の商業運転開始を予定しています。
建設段階から専門事業者の管理体制を導入
OREMは工事期間中の安全管理や電気設備の保安業務を担います。系統用蓄電池は、電池設備に加えてPCS、変圧設備、監視制御システムなどで構成されるため、運転開始前から設備特性を把握し、保守手順と緊急時対応を整えることが重要です。両社は建設段階の情報を運転保守へつなぎ、商業運転後のO&M業務についても協議します。
蓄電所O&M市場の拡大を見据える
OREMは太陽光発電所を中心に、国内318カ所、合計約1.2GWの運転管理実績を持ちます。この知見を蓄電所へ展開し、故障予兆の把握、停止時間の短縮、設備稼働率の向上を目指します。系統用蓄電池の開発が全国で増える一方、電池劣化や火災対策、メーカーの異なる機器を含む保守体制の構築は共通課題です。本案件は、発電所O&M事業者が蓄電池分野へサービス領域を広げる事例であり、開発会社と専門管理会社の役割分担を確立できるかが焦点となります。