【蓄電池併設太陽光】日本ガイシとリコー、NAS・リチウムイオンのハイブリッド運用を岩手で開始

日本ガイシ株式会社と株式会社リコーは2025年7月24日、岩手県久慈市の太陽光発電所で、NAS電池とリチウムイオン電池を組み合わせるハイブリッド蓄電システムの運用準備を進めていると発表しました。発電所は「SUNLUMO久慈夏井」で、太陽光の定格出力は650kW。異なる特性を持つ蓄電池を同一拠点で制御し、再エネの有効利用と電力需給への対応力を高めます。

SUNLUMO久慈夏井の設備(公式発表)
SUNLUMO久慈夏井の設備(公式発表)

長時間用NASと高速応答LiBを組み合わせ

設備はNAS電池200kW・1.2MWhに加え、リチウムイオン電池312kW・1.29MWhと90kW・184.2kWhで構成されます。大容量で長時間放電に向くNAS電池と、応答性に優れるリチウムイオン電池を役割分担させ、発電変動の吸収、ピークシフト、需給調整など複数用途への対応を検証します。運転開始は2025年8月を予定しています。

蓄電価値の複合化が焦点

ハイブリッド方式は用途ごとに充放電を最適化し、劣化を抑えながら収益機会を広げられる可能性があります。一方、設備間の制御、残存容量の把握、市場取引との連携は複雑です。太陽光の出力抑制回避だけでなく、時間帯別の電力価値や調整力を取り込めるかが評価点になります。

出典:日本ガイシ公式発表

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