【蓄電池事業企業】リミックスポイント、福島県白河市の系統用蓄電所で需給調整市場への参入を開始

株式会社リミックスポイントは、2026年7月17日、同社グループが保有する福島県白河市の系統用蓄電所「NC 白河市表郷番沢蓄電所」において、同日より需給調整市場向けの運用を開始したと発表しました。

同施設は福島県白河市に所在し、連系出力1,998kW(約2MW)、定格容量8,146kWh(約8.1MWh)の規模を有しています。蓄電システムにはCATL製、パワーコンディショナ(PCS)にはTMEIC(東芝三菱電機産業システム)製を採用しています。本蓄電所は2026年6月24日に取得されたもので、6月23日に発表された仙台市案件に続く同社2か所目の需給調整市場参入案件となります。

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電力系統安定化と事業収益の拡大

近年、再生可能エネルギーの導入拡大に伴い電力需給の変動を調整する調整力の重要性が高まるなか、系統用蓄電池ビジネスは急成長した分野として市場の大きな注目を集めています。今回の参入により、日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格に応じた充放電運用に加え、需給調整市場での調整力提供を通じた運用が可能となりました。

同社では、これらの各市場を組み合わせた最適な運用を行うことで、新たな収益源の獲得と収益の最大化につなげる方針としています。本蓄電所の需給調整市場参入による月間売上高は約20百万円が見込まれており、さらなる収益機会の向上に貢献するとしています。

全国へ広がる自社保有蓄電所の拠点網

同社は現在、全国各地で高圧系統用蓄電所の開発および保有を意欲的に推進しています。現時点で同社が自社保有する蓄電所は、日本蓄電池株式会社との共同開発案件7か所に加え、今回の福島県白河市および自社開発を進める埼玉県案件1か所を合わせた計9か所に達しています。

保有拠点は、熊本県玉名市、宮城県仙台市青葉区、福岡県嘉麻市、和歌山県海南市、岐阜県揖斐郡揖斐川町、長野県長野市、鹿児島県枕崎市、福島県白河市、埼玉県と全国広域に分散配置されている点が特徴です。受電開始(系統連系)も順次進んでおり、地域電力網の安定化を足元から支える体制を構築しています。

中期目標に向けた今後の開発計画と展望

今後の見通しとして、同社はさらに島根県および鳥取県にある2か所の蓄電所の取得を予定しており、近く自社保有蓄電所数は11か所に拡大する見込みです。中期的には2029年3月期までに高圧系統用蓄電所32か所の開発を目標とし、そのうち20か所以上の自社保有計画を掲げています。

今後は2030年からの容量市場への参入も見据えており、JEPX、需給調整市場、容量市場を組み合わせた多角的な運用により、継続的な収益創出と企業価値の向上を図る方針としています。

出典:株式会社リミックスポイント公式ウェブサイト発表資料

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