【経済】米株取引信用残高が急拡大、投資家のレバレッジ依存に懸念

【経済】米株取引信用残高が急拡大、投資家のレバレッジ依存に懸念

全米証券業者協会(FINRA)は、金融商品取引業者から集計した最新の顧客口座データを発表しました。

最新の統計によると、証券会社における顧客のデビットバランス(信用買い残高)は1兆5,020億7,200万ドル(約225兆円)に達しました。これに対して、現金口座および信用口座におけるフリークレジットバランス(預入現金残高)の合計額は4,408億5,300万ドルにとどまっています。その結果、預入現金を大幅に超える株式買付が行われており、実質的な純債務額が過去最大規模へ急拡大している実態が明らかになりました。

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信用買い残高の上昇と市場リスクの増大

株式市場の上昇局面に伴い、投資家が信用取引を通じてレバレッジを積極的に活用する傾向が一段と強まっています。顧客のデビットバランスは前月比および前年同期比のいずれにおいても急激な増加傾向を示しており、市場全体のボラティリティ高騰時には追証(マージンコール)の多発に伴うリスクが懸念されます。同協会はFINRA Rule 4521に基づき、加盟業者に対して毎月末日時点における顧客の決済ベースの残高データを集計・分析した集計値として公開しています。

FINRAのデータ公開を通じた自己規律の強化

FINRAは規制対象である証券会社の財務健全性の維持および市場参加者のリスク管理を目的として、一連の統計データを毎月提供しているとしています。本指標は米国の個人・機関投資家のレバレッジ依存度や株式市場に対する強気姿勢を定量的かつ客観的に図る代表的な先行指標として注目されています。

出典:FINRA Margin Statistics

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