双日の100%子会社である未来創電加太合同会社は、和歌山県条例に基づき「和歌山市加太太陽光発電所」の事業計画を公表しました。発電出力は29,900kW(AC)で、公開資料では太陽電池容量約44.2MW(DC)、2027年12月1日の運転開始を目指す計画です。
約68万平方メートルに大規模太陽光を整備
計画地は和歌山市加太字下女原の約68.2万平方メートルで、Trina Solar製655Wパネルを67,440枚設置する計画です。EPCは京セラコミュニケーションシステムが担当します。事業者は必要な許認可を取得後に工事へ移行し、地域住民への説明、災害防止、景観や自然環境への配慮を含めて県の認定手続きを進めます。大規模太陽光では造成、排水、斜面安定、工事車両など地域との調整が事業成立の前提になります。
非FIT電源としての活用が焦点
公表資料上、本計画はFIT認定を受けていません。運転開始後の売電方式は確定情報として示されていませんが、双日は国内でコーポレートPPA向け電源開発を進めています。追加性を持つ大規模な非FIT太陽光は、法人需要家の長期再エネ調達に活用できる可能性があります。一方、系統接続、出力制御、建設費、長期の電力・環境価値価格が収益性を左右します。条例に基づく計画公開は、地域合意と事業透明性を確保しながら開発を進める重要な段階です。