【変圧器】日新電機、国内初となる500kV対応送電線用変圧器を納入

日新電機株式会社は、2026年7月23日、東北電力ネットワーク株式会社が新設した宮城丸森開閉所(宮城県伊具郡丸森町)向けに、国内最高電圧となる500kV送電線に対応した電源用計器用変圧器(PVT)を開発し、納入したと発表しました。同施設では2026年7月に常磐幹線および新地アクセス線の運用が開始され、本PVTは所内電源として稼働しています。

高電圧から低電圧へ直接変換する100kVA大容量設計

通常、高電圧の送電線から施設用の低圧電源(約200V)を得るには複数の変圧器を段階的に設置する必要がありますが、同製品は高電圧からの直接変換を可能にしています。今回納入された「550kV 100kVA PVT」は、約4万台の納入実績を持つ計器用変圧器の技術をベースに開発されました。1台あたり100kVAの供給能力を持ち、大容量化に伴うコイル内の電気損失や温度上昇を抑制する設計が施されています。

ガス絶縁開閉装置への接続構造と再生可能エネルギー拡大への貢献

本機器はガス絶縁開閉装置(GIS)に接続できるよう、GIS用の絶縁スペーサを取り付け可能な構造を採用しています。再生可能エネルギーの導入拡大や電力の広域的取引増加に伴い開閉所が新設される中、省スペースかつ効率的な電源確保策として期待されています。同社は今後も国内外への大容量PVT展開を通じて、電力の安定供給や社会基盤づくりに寄与していく考えとしています。

出典

https://nissin.jp/news/260723-02/

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