JR東日本とイーレックスは2024年12月20日、再生可能エネルギーの有効活用を目的とする資本業務提携を締結したと発表しました。JR東日本は第三者割当増資でイーレックス株式364万6,500株を取得し、約20億7,850万円を出資します。取得後の持分は発行済み株式の4.90%となる予定です。
鉄道需要と発電・需給管理を接続
JR東日本は鉄道運行に大量の電力を使用する一方、グループで太陽光、風力、バイオマスなどの再エネ発電所も開発・保有しています。イーレックスは発電、燃料、トレーディング、小売を一体運営し、複数電源を束ねて需要と一致させる需給管理機能を持ちます。提携では、イーレックスがJR東日本の再エネ発電事業に対するアグリゲーションの受託を検討し、採算性や価格条件を確認した上で具体化します。
エネルギーマネジメントへ協業を拡大
両社は人材交流に加え、エネルギーマネジメントなどカーボンニュートラルに資する事業も共同検討します。JR東日本は2050年度までに鉄道事業で使用するエネルギーの30~40%を再エネで賄う方針です。鉄道の大規模かつ比較的予測可能な需要と、分散した再エネ電源を組み合わせられれば、市場価格や発電変動を管理しながら自社電源を効率的に活用できます。今回の出資は、需要家による単純な再エネ購入から、発電・取引・需給管理を統合するモデルへ踏み込む基盤となります。
出典:公式発表