EUの昨年12月新車登録台数、EVがガソリン車を逆転

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欧州自動車工業会(ACEA)は27日、2025年のEU域内における新車登録台数は前年比1.8%増となり、12月は、電気自動車(BEV)の登録台数が単月で初めてガソリン車(HVを除く)を上回ったと発表しました。

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2025年通年でのバッテリー電気自動車(BEV)の市場シェアは17.4%に達しました。これは前年の13.6%から大幅な上昇であり、年間登録台数は188万370台にのぼります。12月単月のデータでは、BEVのシェアが22.6%を記録した一方、ガソリン車は22.5%にとどまり、地位が逆転しました。

特にドイツでは前年比43.2%増という驚異的な伸びを記録したほか、オランダ(18.1%増)、ベルギー(12.6%増)、フランス(12.5%増)がBEV市場全体の約62%を占める原動力となりました。

ハイブリッド車が市場の主役に

一方で、ハイブリッド車(HEV)登録台数は約373万台に達し、市場シェアは34.5%を占めました。これにプラグインハイブリッド(PHEV)のシェア9.4%を加えると、HEVとPHEVだけで市場の4割以上を占めています。

一方で、ガソリン車とディーゼル車を合わせたシェアは、2024年の45.2%から2025年には35.5%へと急落しました。特にガソリン車は年間で18.7%の減、ディーゼル車は24.2%の減となり、12月単月ではガソリン車が前年同月比で19.2%も落ち込んでいます。

世界市場におけるEV普及率

欧州市場でBEVシェアが17.4%に達したことは、世界の電動化シフトを占う上で重要な指標です。中国市場も高いEV比率を維持していますが、米国におけるBEVシェアが10%未満、日本市場が数%台で推移している状況と比較すると、欧州の「ガソリン車からEVへ」という構造変化の速さは突出しています。

特にPHEV市場がスペイン(111.7%増)やイタリア(86.6%増)といった南欧諸国でも爆発的に成長している事実は、充電インフラの整備とともに、欧州全域で電動化が不可逆的な段階に入ったことを示しています。