デジタルグリッドは2026年8月3日、同社がアグリゲーションサービスで取り扱う系統用蓄電池が、7月末時点で合計150MWを突破したと発表しました。サービス開始から約1年7カ月で到達しました。
複数の蓄電所をまとめて市場運用
同社は蓄電所の保有事業者と連携し、各地の設備を一つのリソース群として制御・運用します。需要が少なく市場価格が低い時間帯に充電し、需要が増える時間帯に放電するほか、需給調整市場などを通じて周波数調整力を提供します。150MWは運転開始日を基準とした速報集計で、1MW未満は切り捨てています。系統用蓄電池の開発増加に伴い、設備を建設するだけでなく、複数市場を横断して収益を確保する運用機能の需要が拡大していることを示します。
メーカー非限定と金融市場の知見が強み
設備やパワーコンディショナーのメーカーを限定せず接続できるため、蓄電所オーナーは案件条件に応じて機器を選択できます。市場運用では、時間帯ごとに変わる電力需給、再エネ出力、市場価格を分析し、価格予測とリスク管理を反映して充放電や入札を判断します。同社は金融業界出身者の知見を強みとしており、150MWへの拡大は、多様な蓄電設備を束ねる技術と市場取引能力が事業規模を左右する段階に入ったことを映します。蓄電池の効率運用は再エネ余剰の吸収とピーク時の供給力確保を通じ、系統安定化にもつながります。
出典:デジタルグリッド発表