日本蓄電池は2026年7月21日、鳥取県岩美郡で開発する「NC岩美郡岩美町蓄電所」に系統用蓄電池を設置したと発表しました。設置作業は7月15日に開始し、カンドーが設計・施工を担当します。
三つの電力市場への対応を計画
完成後は、需給調整市場、卸電力市場JEPX、容量市場への対応を主な用途とします。卸電力市場では価格や需給状況に応じて充放電し、需給調整市場では一般送配電事業者が必要とする調整力を提供します。容量市場では将来の供給力として評価を受けることが想定されます。太陽光や風力の出力変動を吸収し、電力の発生時間と消費時間のずれを調整する役割も担います。
用地選定から設備構築まで一貫開発
日本蓄電池は、系統用蓄電所に適した用地の選定、電力会社との協議や接続手続き、蓄電池システムの選定・導入、設備の構築までを一貫して進めています。今回の発表では定格出力や蓄電容量、受電開始時期は示されていません。今後は設置工事、系統連系、試験運転などを経て市場運用へ移る見通しです。同社が鳥取県内で進める複数の蓄電所とは別の岩美町案件で、地域分散型の調整力拠点を増やす取り組みとなります。
出典:日本蓄電池発表