東京ガス、系統用蓄電池の運用予定容量が1GW突破 美作蓄電所を受託

東京ガスは、岡山県美作市で計画される系統用蓄電所の最適運用サービス契約を締結した。契約先は、米インフラ投資会社Stonepeak Partners傘下のKingdom BESS Developmentが開発を支援する蓄電池事業者。今回の契約により、東京ガスが運用を予定する特別高圧・高圧の系統用蓄電池は合計107.6万kWとなり、2024年4月の本格参入発表から約2年で1GWを超えた。

東京ガスの系統用蓄電池運用予定容量と美作蓄電所の概要(PR TIMES発表を基に作成)
東京ガスの系統用蓄電池運用予定容量と美作蓄電所の概要(PR TIMES発表を基に作成)

美作蓄電所は2.9万kW

運用対象となる美作蓄電所は出力2.9万kWで、蓄電池事業者は合同会社バッテリーファーム、開発事業者はKingdom BESS。2028年度の商業運転開始を予定する。東京ガスは電力市場取引の知見を活用し、市場価格や需給状況を踏まえた充放電計画の策定などを担う。最適運用サービスは法人向けブランド「IGNITURE」の一部として提供する。

開発・利用権・運用受託の三本柱

同社は、自社開発、オフテイク契約による他社蓄電所の利用権取得、最適運用サービスの三つを組み合わせて事業規模を拡大している。設備をすべて自社保有せず、運用機能を外部案件へ提供することで、資本負担を抑えながら取扱容量を伸ばせる。2030年代前半には200万kW規模を目指す。再エネ拡大で調整力需要が高まる中、ガス・電力取引で培った運用力を収益源に転換できるかが焦点となる。

出所:PR TIMES

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