JOGMECは2026年7月30日、北海道電力に対し、水素社会推進法に基づく「拠点整備支援」の助成金交付を決定したと発表しました。北海道電力は3月27日、経済産業大臣と国土交通大臣から認定供給等事業者として認定されており、今回の決定で苫小牧地域の低炭素アンモニア供給拠点整備が次の段階へ進みます。
米国産アンモニアを苫小牧へ
認定計画では、三井物産が米国ルイジアナ州で製造する低炭素アンモニアを日本へ供給します。北海道電力、三井物産、IHI、苫小牧埠頭の4社が連携し、苫小牧地域で受け入れ、貯蔵、輸送などを担う供給拠点を整備・運営します。拠点整備支援は、複数の認定事業者が共同利用する低炭素水素・アンモニアの貯蔵・輸送施設などに必要な資金を助成する制度です。
発電と産業用途を束ねる供給網
輸入する低炭素アンモニアの大部分は、北海道電力の苫東厚真発電所におけるアンモニア混焼に用いる計画です。一部はUBE三菱セメントの工業炉燃料や、東ソーの原料用途などに利用する予定です。単一の発電所だけでなく、地域の複数需要を一つの供給拠点に集約することで、輸送・貯蔵設備を共同利用し、初期需要とインフラ投資を同時に形成する計画です。JOGMECは交付申請を審査し、同日付で助成を決定しました。
出典:JOGMEC発表