伊勢志摩のFAN Energyが電力供給開始 電気料金の1%を地域へ還元

三重県伊勢市の地域新電力FAN Energyは、伊勢志摩を起点に企業、行政、教育機関向けの高圧電力供給を開始した。再生可能エネルギーの発電者を可視化する電力サービスと、契約者が支払う電気料金の1%を地域課題の解決や社会活動に充てる仕組みを組み合わせる。価格競争を軸にせず、電力利用を通じて脱炭素と地域経済循環を同時に促す地域新電力モデルを目指す。

FAN Energyのブランドイメージ
FAN Energyのブランドイメージ

発電者の「顔」が見える電力

同社はUPDATERが持つブロックチェーンによる電力トレーサビリティ技術を利用し、再エネを生産する発電事業者の情報を可視化する。利用者は電源の背景にある人や地域を把握し、電気の選択を通じて発電事業者や再エネ普及を支援できる。2025年の創業後、電源調達、需給管理、システム整備などを進め、1年で供給開始に至った。

中部から全国、家庭向けへ展開

供給は中部電力エリアから開始し、地域企業や自治体、学校などの高圧契約を中心に拡大する。将来は全国展開を視野に入れ、2027年以降には低圧契約や一般家庭向けサービスも順次提供する予定だ。地域外へ流出しがちな電気料金の一部を地域へ戻すことで、日常の電力支出を地域への投資に変える。再エネの調達だけでなく、地域への便益を明確にする点が特徴となる。

出典:PR TIMES

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