シーラホールディングスは、連結子会社のシーラソーラーが栃木県小山市にある土地と系統用蓄電所を仕入れると発表した。設備は受電電力2MW、蓄電容量8MWhの高圧系統用蓄電所で、契約締結は2026年7月17日、決済・引き渡しは11月1日を予定する。仕入価格は非開示だが、シーラHDの2026年5月期連結純資産の30%相当額未満としている。
蓄電所の取得・販売を注力事業に
シーラソーラーは、電力需要の増加や関連税制の変化、蓄電池市場の成長性に加え、太陽光発電など既存事業との相乗効果を見込み、系統用蓄電池の取得・販売を重点分野に位置付ける。土地と完成設備を一体で仕入れる今回の案件は、ゼロから開発する方式とは異なり、取得後の運用や販売へ移行しやすい点が特徴となる。
2MW・8MWh案件の流動化に注目
2MW・8MWh級の高圧蓄電所は、卸電力市場、需給調整市場、容量市場など複数市場の収益を組み合わせる事業モデルが広がっている。一方、収益は市場価格、運用技術、接続条件、劣化管理に左右される。蓄電所を開発・保有するだけでなく、取得・販売する不動産型の事業者が増えれば、案件の流動化や資金循環が進む可能性がある。シーラグループが不動産事業の仕入れ・販売ノウハウを蓄電所でどう生かすかが焦点となる。
出所:PR TIMES