【ガス・LNG復帰】シェル、2050年の世界LNG需要を約7億トンと予測 南・東南アジアが輸入拡大へ

シェルは、2026年6月30日、長期市場見通し「Shell LNG Outlook 2026」を公表し、世界のLNG需要が2050年に年間約7億トンへ拡大するとの見通しを発表しました。2025年比で約65%の増加となり、ガス・LNGが柔軟で信頼性の高いエネルギー供給源として重視されることが背景です。

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ホルムズ海峡の混乱で2026年取引量は横ばい見通し

同見通しでは、中東情勢に伴うホルムズ海峡の船舶輸送混乱により、世界の月間LNG供給量の約5分の1が影響を受けているとしています。2025年の世界LNG取引量は4億2,200万トンでしたが、2026年は今夏に輸送が正常化した場合でも前年並みにとどまる見込みです。

一方で、2027年には取引量が再び増加に転じるとの見方を示しました。

2030年までに約1.8億トンの新規供給が市場投入へ

シェルは、建設中のLNGプロジェクトにより、2030年までに年間約1億8,000万トンの新規供給能力が市場に加わると予測しています。新規供給の多くは北米からの輸出拡大が中心となり、供給制約の緩和に寄与する見通しです。

需要面では、南アジアと東南アジアが成長をけん引し、受け入れインフラ整備が進めば、2050年までに両地域が世界のLNG輸入量の約40%を占めるとしています。

出典:Shellプレスリリース

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