台湾の泓徳能源(HD Renewable Energy、HDRE)は2025年5月6日、日本の長期脱炭素電源オークションで系統用蓄電池5件を落札したと発表しました。合計設備容量は約300MW、蓄電容量は約1.5GWhで、日本の蓄電池市場における大型投資を加速します。
国内落札量の約2割
新規案件は青森県、福島県、北海道に位置し、最大案件は約100MWです。2024年度オークションの蓄電池落札容量約1.37GWに対し、HDREの案件は約20%を占める規模となります。落札案件は20年間の容量収入を得ながら、電力市場での運用収益を確保します。
日本で3GW超の開発目標
HDREは日本国内で太陽光400MW、蓄電池2.6GWを含む3GW超の再エネ・蓄電池開発を目標に掲げています。2024年度にも三重県と福岡県で計2件を落札しており、今回で2年連続の大型落札です。群馬県では東急不動産と蓄電池事業を共同開発しています。
アグリゲーションまで事業化
同社は設備投資に加え、電力小売、エネルギーマネジメント、VPP・アグリゲーションを組み合わせる方針です。三菱電機との合弁会社設立など、日本企業との連携も進めています。海外事業者が長期容量収入を基盤に国内蓄電所を大規模展開する代表例として注目されます。