テスホールディングスは2026年3月12日、子会社のテス・エンジニアリングが大王海運グループ向けに、愛媛県と千葉県の倉庫屋根へ太陽光発電システム2件、合計約4.7MWを設置する工事を受注したと発表した。一次発表に基づく合計容量は、3.2MWではなく約4.7MWとなる。
愛媛3.2MWと千葉1.5MWの2案件
愛媛県四国中央市の大王海運金子臨海4号倉庫には3,206.64kWを設置し、2026年2月に引き渡した。年間発電量は約3.58GWhを見込む。千葉市の川崎紙運輸千葉倉庫には1,485kWを設置し、2027年1月の引き渡しを予定する。年間発電量の想定は約1.79GWhである。
両案件にはカナディアン・ソーラー製パネルを採用する。合計の年間CO2削減量は約2,266トンを見込み、物流施設の広い屋根を再エネ電源として活用する。
FIP制度を活用した固定価格型の運用
案件はテス・エンジニアリングと東芝エネルギーシステムズが共同提案した。テスがEPCを担い、東芝エネルギーシステムズがアグリゲーターとしてFIP制度下の電力運用を担当する。市場価格の変動を抑える「疑似FIT」の仕組みを用いる計画だ。
屋根置き設備は新たな土地造成を抑えながら電源を追加できる。今回の案件は、倉庫屋根、FIP、アグリゲーションを組み合わせ、発電事業者側の収益安定化を図る導入例となる。