日本蓄電池は、佐賀県唐津市の「NC唐津市相知町蓄電所」で受電を開始しました。設備は定格出力1,988kW、容量8,146kWhのリチウムイオン蓄電池を備え、同社が九州エリアで自社開発する第1号案件です。2025年10月10日の受電後、機器試験と運転確認を進め、商用運転開始に向けた最終調整に入ります。
クラフティアが施工、ダイヘンの蓄電システムを導入
設計・施工は九電工から社名変更したクラフティアが担当します。蓄電池システムはダイヘン製で、受電設備、パワーコンディショナー、蓄電池、変圧器、エネルギーマネジメントシステムを一体的に構成します。電池にはCATL製を採用しました。高圧系統に接続し、市場価格や需給状況に応じて充放電することで、再エネ出力の変動吸収と系統安定化に寄与します。
防災活用と全国展開を両立
日本蓄電池は唐津市と防災協定も締結しており、災害時に蓄電所を地域の電力供給に活用する方針です。通常時は卸電力市場や需給調整市場などで運用し、収益性を確保します。同社は蓄電所を金融商品として販売する仕組みも構築し、2025年内に20カ所、2026年までに80カ所の運転開始を計画しています。本件の運転実績は、九州での横展開を進める基盤となります。