日本蓄電池は、熊本県宇城市と系統用蓄電所の立地協定を締結しました。同社の第1号案件として宇城市豊野町に出力1,998kW、蓄電容量8,146kWhの蓄電所を整備し、2025年12月の運転開始を予定します。自治体と事業者が立地、安全、地域貢献について連携する枠組みを先行して整えます。
TMEIC製システムを九電工が施工
設備にはTMEICの蓄電システムを採用し、九電工が施工します。約4時間分の蓄電容量を持つ高圧系統用蓄電所で、電力が余る時間帯に充電し、需要が増える時間帯に放電します。運転開始後は卸電力市場、需給調整市場、容量市場への参加が想定されます。土地利用、騒音、防火、災害時の対応について、宇城市との協定を通じて連絡体制を構築します。
災害時の地域活用も検討
協定では通常時の市場運用に加え、災害や停電時に蓄電池の電力を地域で活用する可能性も掲げています。系統用蓄電池は市場収益を得る設備ですが、自治体との連携によりレジリエンス機能を持たせる点が特徴です。なお、同じ蓄電所が2026年に需給調整市場で運用を開始した後続記事は既登録であり、本記事はそれ以前の立地協定という進展に限定します。今後は竣工、安全運用、地域貢献の実施内容が焦点です。