伊藤忠商事、大阪ガス、東京センチュリーは、大阪府吹田市で出力11MW、蓄電容量23MWhの「千里蓄電所」の商業運転を開始しました。大阪ガスネットワークが保有する用地を活用し、関西エリアの電力系統に接続する大規模系統用蓄電所です。
3社共同で電力市場を活用
3社は蓄電所を共同で事業化し、卸電力市場、需給調整市場、容量市場への参加を通じて収益化を図ります。電力が余る時間帯に充電し、需要が増える時間帯に放電するほか、短時間の需給変動に対応する調整力を提供します。各社の電力取引、エネルギー運用、設備投資の知見を組み合わせます。
都市部の既存用地で調整力を確保
再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、発電量の変動を吸収する蓄電池の役割が高まっています。千里蓄電所は都市部の既存インフラ用地を有効活用し、需要地に近い場所から系統安定化に貢献します。3社は運転実績を蓄積しながら、蓄電所事業の収益性と運用技術を検証し、今後の案件開発や再生可能エネルギーの有効利用につなげる方針です。