中部電力ミライズは、日本トムソン、三菱UFJ銀行、メルクエレクトロニクス、ヤマハの4社と、青山高原風力発電所を活用するオフサイト型バーチャルPPAを締結しました。4社合計で年間約50GWh相当の環境価値を長期提供します。
リプレースを需要家が支援
契約対象の青山高原風力発電所は三重県にあり、設備のリプレースを予定しています。発電容量は15MWを維持しながら、風車を20基から7基へ更新する計画です。中部電力ミライズがバーチャルPPAを提供するのは初めてで、需要家は発電電力そのものではなく、風力由来の環境価値を購入します。日本トムソンはこのうち年間約5GWhを調達する予定です。
2027年3月以降に環境価値を供給
環境価値の提供は、リプレース後の発電再開を予定する2027年3月以降に始まります。バーチャルPPAは需要地と発電所の電力エリアが異なる場合でも採用しやすく、需要家のScope2削減と再エネ電源更新への資金支援を両立できます。既設風力の更新を環境価値の長期契約で支える仕組みとして、国内の老朽風車リプレースを促すモデルになるかが注目されます。