RS Technologiesは、福島県浪江町で出力1.9MW・容量12.0MWhの「浪江第一蓄電所」を開発すると公式発表で発表しました。住友電気工業製のバナジウムレドックスフロー電池を採用し、2027年11月の運転開始を予定しています。
長時間運転に適した蓄電技術
レドックスフロー電池は、電解液を循環させて充放電する方式で、長寿命、高い安全性、充放電回数による劣化の少なさが特徴です。本案件ではLEシステムが用地を保有し、約660立方メートルの電解液を供給します。美樹工業が建設を担当し、設備費の一部には経済産業省の補助金約3億8,200万円を活用します。
復興地域での産業基盤形成
約6時間分の容量を持つため、短時間の周波数調整に加え、再生可能エネルギーの発電量を時間帯をまたいで移す用途にも対応できます。浪江町では再エネや水素など新たなエネルギー産業の集積が進んでおり、蓄電所の建設は地域の産業基盤形成にもつながります。リチウムイオン電池が主流の国内系統用蓄電所市場で、レドックスフロー電池の採算性と運用特性を示せるかが注目されます。
