三商は、三重県鈴鹿市で「鈴鹿市稲生山蓄電所」を開発します。蓄電所は出力1.9MW、容量8.1MWhの高圧系統用蓄電池で、日新電機が蓄電システムを受注しました。2026年6月の運転開始を予定しており、卸電力市場や需給調整市場などを活用して、再生可能エネルギーの有効利用と電力系統の安定化を目指します。
全市場対応の制御システムを導入
日新電機は、蓄電池、パワーコンディショナー、受変電設備、監視制御装置などを組み合わせたシステムを供給します。市場価格や需給状況に応じて充放電を制御し、容量市場、卸電力市場、需給調整市場への対応を想定しています。複数市場から収益を得ることで、単一市場への依存を抑え、系統用蓄電所の事業性を高める狙いです。
2MW・8MWh級の地域分散型案件
同案件は、国内で開発が増えている2MW・8MWh前後の高圧蓄電所に位置付けられます。特別高圧の大規模案件と比べて用地や系統接続の選択肢を広げやすく、地域ごとに分散配置できる点が特徴です。三商は蓄電所事業への参入を通じて新たな収益源を確保し、日新電機は市場対応型の電力制御技術を活用して案件を支えます。