四国電力は2024年11月、香川県高松市高松町の谷池で、出力1.5MWの水上太陽光発電所を着工しました。年間発電量は約200万kWhを見込み、一般家庭約640世帯分に相当します。事業はよんでん太陽光が担い、農業用ため池の水面を活用して新たな再エネ電源を整備します。
谷池の水面を有効活用
水上太陽光は大規模な土地造成や樹木伐採を抑えられ、パネル温度の上昇を水面によって抑制できるため、発電効率の向上も期待できます。一方で、フロートや係留設備の安全性、水位変動、ため池管理者との長期調整が必要です。発表時は2025年9月の運転開始予定とされ、現在の公式事業ページでは2025年11月の運転開始と記録されています。
ため池PPA事業の拡大
四国電力は四国域内でため池水上太陽光を複数開発し、発電した電力をPPA事業へ活用しています。遊休水面を長期電源化すれば、ため池管理者の維持管理財源と地域の再エネ供給を両立できます。谷池案件は、土地制約がある地域で水上太陽光とオフサイトPPAを組み合わせる事業基盤の一つです。ため池の賃料を維持管理へ還元できれば、発電事業者と水面管理者の双方に長期的な利点が生まれます。