雪印メグミルクと東芝エネルギーシステムズは2024年11月7日、年間約3.8GWhの再エネ環境価値を取引するバーチャルPPAを締結したと発表しました。契約期間は2025年4月から10年間です。雪印メグミルクがバーチャルPPAを導入するのは初めてで、受け取る環境価値を埼玉県川越市の川越工場で使用します。
年間1,400トンを削減
東芝エネルギーシステムズは新設太陽光発電所の発電量に応じた非化石価値を供給します。雪印メグミルクは既存の電力供給契約を維持したまま、年間約3.8GWh分を再エネ利用として扱い、二酸化炭素排出を年間約1,400トン削減する見込みです。発電所と需要拠点が離れるため、太陽光オフサイトPPAとバーチャルPPAに該当します。
食品工場の再エネ調達
食品工場は冷却、加熱、充填などで安定した電力を必要とします。バーチャルPPAなら操業に必要な物理電力を変えず、追加性のある環境価値を長期確保できます。需要家のScope2削減と、新設太陽光の事業予見性を同時に支える契約であり、食品産業における長期再エネ調達の選択肢を広げます。工場の安定操業を維持したまま脱炭素を進められる点は、連続生産を行う他の食品事業者にも応用できます。