電源開発グループは2024年11月8日、兵庫県姫路市の姫路大塩太陽光発電所を運転開始し、東京地下鉄とバーチャルPPAを締結したと発表しました。発電所は出力1,999kWで、Jパワーグループが国内で開発・運転する初のメガソーラーです。年間約3.9GWhに相当する環境価値を20年間、東京メトロへ提供します。
発電と環境価値を分離
発電所はジェイソーラーが保有・運営し、発電した電力を市場などで販売します。東京メトロは電気そのものの供給契約を変更せず、発電量に応じた非化石価値を受け取ります。物理的に離れた兵庫県の発電所と首都圏の鉄道需要を結び付けるため、太陽光オフサイトPPAと太陽光バーチャルPPAの双方に該当します。
鉄道の脱炭素を長期支援
鉄道事業は駅、車両、設備で大量の電力を継続的に使用します。20年契約により、東京メトロは追加性のある環境価値を長期確保でき、Jパワーグループは新設発電所の収益安定化を図れます。発電事業者の市場販売と需要家の環境価値調達を分ける仕組みは、遠隔地の再エネ資源を都市部需要へ生かす有力なPPAモデルです。鉄道のように長期かつ安定した需要を持つ企業との契約は、新規電源の資金調達にも有利に働きます。