美樹工業、兵庫県太子町で2MW/8MWh系統用蓄電所を開発へ

美樹工業は、兵庫県揖保郡太子町で出力2MW、容量8MWhの「阿曽系統用蓄電所」を開発し、系統用蓄電所事業に参入します。2027年12月の運転開始を予定し、エナリス、三井住友ファイナンス&リース、住友電気工業と連携して、設備導入から電力市場での運用までを組み立てます。

美樹工業などが公表した阿曽系統用蓄電所の事業体制
美樹工業などが公表した阿曽系統用蓄電所の事業体制

設備・金融・運用の機能を分担

美樹工業は事業主体として、用地や建設、設備の保有を担います。住友電気工業は蓄電池関連設備を供給し、三井住友ファイナンス&リースは金融面を支援します。エナリスはアグリゲーターとして、市場取引と充放電の最適運用を担当します。

設備容量は8MWhで、出力2MWに対して4時間分の電力を蓄えられます。卸電力市場の価格差を活用する取引だけでなく、需給調整市場で電力系統に調整力を提供し、容量市場への参加も含めた複数市場での運用を目指します。

建設会社の事業基盤を活用

美樹工業は、建築・土木、設備工事、エネルギー関連事業を展開しています。系統用蓄電所では、施工管理や設備保守の知見を生かしながら、継続的な収益が見込めるインフラ資産を保有できます。

再生可能エネルギーの比率が高まるほど、発電量の変動を吸収する蓄電池の役割は大きくなります。同社は阿曽蓄電所の開発・運用実績を通じて事業性を検証し、既存事業との相乗効果や次の案件への展開を検討します。

出典

美樹工業、系統用蓄電所事業へ参入|美樹工業

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