23800020 【アンモニア】IHI、火力発電所向けアンモニア専焼バーナの技術検証を完了 100%アンモニア燃焼の実用化へ前進

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株式会社IHIは、2026年6月29日、火力発電所用ボイラ向け「アンモニア専焼バーナ」の実用化に向けた技術検証の完了を発表しました。

既存の火力発電設備の改造を最小限に抑えながら、アンモニアの燃焼比率を段階的に高め、最終的に100%アンモニア燃焼を実現することを目的とした技術です。同社は2022年に小型試験設備で専焼燃焼を確認しており、今回は兵庫県相生市の相生事業所にある大型燃焼試験設備を用いて実用化に向けた検証を実施しました。

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安定燃焼と環境性能を確認

技術検証では、燃焼しにくいアンモニアの安定燃焼に加え、火力発電所の運転で重要となる負荷変動への追従性、NOx(窒素酸化物)および未燃アンモニアの排出抑制について評価を行いました。その結果、安定した燃焼性能を維持しながら、環境基準への適合を確認したとしています。

IHIはこれまで、2024年にJERA碧南火力発電所4号機で熱量比20%のアンモニア混焼実証に成功しており、60%高混焼対応バーナの開発も進めています。

火力発電の脱炭素化を後押し

アンモニアは燃焼時にCO₂を排出しない燃料として期待される一方、燃焼制御や排出ガス対策が技術課題となっています。既設火力発電所を活用しながらアンモニア専焼へ移行できれば、大規模な設備更新を抑えつつ発電部門の脱炭素化を進められる可能性があり、エネルギー転換の選択肢拡大につながることが期待されます。

出典:株式会社IHI「火力発電所用ボイラ向けアンモニア専焼バーナの実用化に向けた技術検証を完了」

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