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戸田建設は、2026年6月10日、ユーラスエナジーホールディングスと共同で、需要家側蓄電池と空調設備を活用したシステム連携およびVPP(バーチャルパワープラント)事業の実証を開始すると発表しました。茨城県つくば市の筑波技術研究所を実証拠点とし、電力市場への調整力供出と建物の省エネルギー運用を両立する新たなエネルギーマネジメントの構築を目指すとしています。 (トダ株式会社)
「建物クラウド」とVPPプラットフォームを連携
実証では、戸田建設が定置用蓄電池を導入するとともに、施設の電力需要予測や空調設備制御を行う「建物クラウド」を新たに開発します。これを、ユーラスエナジーが保有・運用する総合VPPプラットフォーム「ReEra」と連携させ、蓄電池と空調設備を統合制御します。空調設備にはデマンドレスポンス(DR)機能を実装し、電力需給に応じた負荷制御による調整力や制御追従性を検証するほか、DR指令がない時間帯には省エネルギー運転へ活用するとしています。 (トダ株式会社)
2028年度以降の電力市場参入へ
2026年度は既存棟で電力計測環境を整備し、空調設備の制御実証を実施します。2027年度には2026年度末完成予定の新棟「構造材料棟(仮称)」へ電力計測・空調設備環境を構築するとともに、実証用蓄電池を導入し、「建物クラウド」と「ReEra」のシステム連携を進めます。筑波技術研究所の年間電力使用量は約1,100MWhで、空調設備や約200kWの太陽光発電設備、約400kWの油圧源などを対象に実証を行い、DRによる5~10%程度の電力コスト削減を目指します。2028年度以降には実際の電力市場への参入を予定しており、建物を活用したVPP事業の実用化が期待されます。 (トダ株式会社)