九州電力株式会社は、2026年3月31日、ひびき発電合同会社が北九州市響灘地区で建設を進めてきたLNG(液化天然ガス)火力発電所「ひびき発電所」が営業運転を開始したと発表しました。
ひびき発電合同会社は、九州電力と西部ガス株式会社が出資して設立した事業会社です。発電所は2021年12月に開発を決定し、2022年4月に事業会社を設立、2023年1月に建設工事へ着手しました。2025年12月に発電を開始し、各種試験運転を経て営業運転へ移行しました。
世界最高水準の熱効率を持つLNG火力
ひびき発電所は、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた最新鋭のLNGコンバインドサイクル発電方式を採用しています。高い発電効率を実現するとともに、従来型火力発電と比べてCO₂排出量を抑制できることが特徴です。
また、起動・停止や出力調整を柔軟に行えることから、太陽光発電や風力発電など再生可能エネルギーの出力変動を補完する調整力としても重要な役割を担います。
安定供給と脱炭素化の両立へ
九州では半導体関連産業の集積などを背景に電力需要の増加が見込まれており、供給力の確保が課題となっています。ひびき発電所は、高効率火力として安定した電力供給を支えるとともに、再生可能エネルギーの導入拡大を支える調整電源として電力系統の安定運用にも貢献することが期待されます。
九州電力、西部ガス、ひびき発電合同会社は、安全を最優先に安定運転に努め、低・脱炭素社会の実現と電力の安定供給の両立を目指すとしています。
出典:九州電力株式会社「ひびき発電所の営業運転を開始しました-北九州市響灘地区における最新鋭『LNGコンバインドサイクル発電所』の開発-」