株式会社ユーラスエナジーホールディングスは、2026年3月2日、岩手県の「ユーラス釜石広域ウインドファーム」と秋田県の「ユーラス西目ウインドファーム」のリプレース工事完了と、2026年3月1日から営業運転を開始したことを発表しました。
両発電所は2004年に営業運転を開始し、約20年間の運転を経て設備更新を実施しました。リプレース後の総連系容量は、釜石広域ウインドファームが42.9MW、西目ウインドファームが30.0MWで、合計約72.9MWとなります。
大型風車への更新で発電効率を向上
釜石広域ウインドファームでは、三菱重工業製1MW風力発電機43基を撤去し、ベスタス製4.2MW風力発電機11基へ更新しました。2023年8月に着工し、EPCは清水建設・きんでん共同企業体が担当しています。
一方、西目ウインドファームでは、ベスタス製2MW風力発電機15基をシーメンス・エナジー製4.3MW風力発電機7基へ更新しました。2023年10月に工事を開始し、EPCは前田建設工業が担当しました。いずれも風車の大型化・集約化により、発電量の増加と保守効率の向上が見込まれます。
既設風力の有効活用を加速
両案件は2020年度に風力発電リプレース案件としてFIT認定を取得しています。新たな開発適地の確保が難しくなる中、既設風力発電所を大型・高効率設備へ更新するリプレースは、再生可能エネルギーの導入拡大と設備の長寿命化を両立する有力な手法として注目されています。