北陸電力株式会社は、2026年3月24日、福井火力発電所三国1号機を2028年3月31日までに廃止すると発表しました。設備の老朽化や燃料調達環境の悪化を踏まえ、供給力維持や需給動向、環境影響などを総合的に評価した結果、廃止を決定したとしています。 (リクデン)
三国1号機は1978年9月に運転を開始した重油火力発電設備で、定格出力は25万kWです。運転開始から約47年にわたり電力の安定供給を支えてきましたが、近年は経済的な運転が困難な状況となっていました。廃止に伴い、固定資産に係る減損損失として約85億円を特別損失に計上する見込みで、これを反映して2025年度の親会社株主に帰属する当期純利益予想を下方修正しました。(リクデン)
老朽石油火力の見直しを推進
福井火力発電所三国1号機は福井県坂井市に位置し、燃料には重油を使用しています。近年は設備の経年化に加え、燃料調達コストや環境負荷への対応が課題となっており、電源構成の見直しを進める中で廃止が決定されました。
北陸電力は、2026年3月期の期末配当予想については変更しないとしています。(リクデン)
火力電源の脱炭素化が加速
国内では老朽化した石油火力発電所の廃止や、高効率LNG火力への更新が進められています。今回の決定も、安定供給を確保しながら火力電源の効率化や脱炭素化を進める流れの一環とみられ、今後の電源構成の最適化に向けた取り組みが注目されます。
出典:北陸電力 プレスリリース