星星電力日本株式会社と中部電力ミライズ株式会社は、2026年1月27日、系統用蓄電池を活用したピーク時間帯向けの電力受給契約を締結したと発表しました。
本契約では、台湾の再生可能エネルギー事業者であるHD Renewable Energy(泓徳能源)グループが中部エリアで保有・運営する系統用蓄電池を活用し、電力需要が高まる16時から20時までの時間帯に、中部電力ミライズへ電力を供給します。取引電力規模は合計10MWで、対象となる蓄電所5カ所は2026年4月以降に順次運転を開始する予定です。
系統用蓄電池で夕方ピーク時の電力を安定調達
系統用蓄電池は、再生可能エネルギーの導入拡大に伴い重要性が高まる電力系統用リソースで、需要が少ない時間帯に充電し、夕方など需要が集中する時間帯に放電することで、需給バランスの維持に活用されます。
今回の契約により、中部電力ミライズは、太陽光発電の出力が低下し卸電力市場価格が高騰しやすい夕方のピーク時間帯に、固定価格で電力を調達できる体制を構築するとしています。価格変動リスクの抑制と安定供給の両立につながる取り組みです。
再エネ導入拡大と電力市場の高度化を後押し
HD Renewable Energyグループは2023年10月から日本で系統用蓄電池事業へ参入しており、星星電力日本は国内における電力取引を担っています。
再エネ比率の上昇に伴い、蓄電池を活用した柔軟な電力供給への需要は高まっており、本契約は系統用蓄電池を活用した新たな電力取引モデルとして、電力市場の高度化や再生可能エネルギーのさらなる導入拡大への貢献が期待されます。
出典:中部電力ミライズ プレスリリース「星星電力日本と中部電力ミライズによる系統用蓄電池を活用したピーク時間帯における電力受給契約の締結」