日鉄エンジニアリング株式会社は、2026年2月5日、株式会社ティーティーエス企画および関係会社が所有・運用する3カ所の太陽光発電所におけるFIP制度移行後の電力運用業務の受託について発表しました。
九州・中国エリアの3発電所でFIP運用を開始
対象となるのは、福岡県飯塚市の「綱分発電所」(設備容量1,250kW、2015年12月運転開始)、「鯰田発電所」(1,195kW、2015年1月運転開始)、広島県広島市の「広島発電所」(902kW、2016年3月運転開始)の3案件です。
各発電所ではFIP制度への移行に加え、蓄電池を新たに導入し、市場価格や需給状況に応じた充放電を組み合わせた電力運用を実施します。再エネの出力制御への対応や市場収益の向上を図る取り組みとなります。
AI活用システムで市場収益の最大化を支援
本案件では、日鉄エンジニアリングが開発したエネルギーアセット最適運用支援システム「Think EMXS™」を導入します。これは、同社が2025年に九州エリアで運用を開始した太陽光発電併設蓄電池案件「青柳ソーラーパークI」に続く第2号案件となります。
同システムは、AI技術とプロセス制御技術を活用し、発電予測や市場価格予測を基に充放電計画や発電計画を最適化するものです。FIP制度下で求められる発電計画の精度向上や、需給調整市場を活用した収益最大化への貢献が期待されます。
日鉄エンジニアリングは、電力小売事業で培った運用ノウハウとエンジニアリング技術を組み合わせ、再エネ設備や蓄電池の市場統合、エネルギーマネジメントサービスの提供を拡大していく方針です。