中部電力ミライズ株式会社は、2026年2月20日、滋賀県米原市で建設を進めていた同社初の系統用蓄電所「米原長岡蓄電所」の営業運転開始を発表しました。
本蓄電所は電力系統に接続する系統用蓄電池として運用され、電力需要が少ない時間帯に充電し、需要が高まる時間帯に放電することで、再生可能エネルギーの有効活用と電力需給の安定化を図ります。建設から保守・運用までを中部電力ミライズが一貫して担う初の蓄電所となります。
地域アグリゲータ事業を本格展開
同社は2026年4月以降、本蓄電所と京都市内の需要家が保有する蓄電池や設備を統合制御する地域アグリゲータ事業を開始する予定です。宗教法人仁和寺などに設置された蓄電池を含む複数のエネルギーリソースを遠隔制御し、需給調整市場をはじめとする関西エリアの各電力市場へ調整力を供出します。
分散型リソースを活用した電力市場への参画
中部電力ミライズはこれまで、京都市や大学、民間企業と連携し、需要家側の蓄電池をマルチユースで活用する実証を進めてきました。今回の系統用蓄電所の運転開始により、自社蓄電所と需要家設備を組み合わせた分散型エネルギーリソースの活用が本格化し、再生可能エネルギーの導入拡大や地域の再エネ自給率向上への貢献が期待されます。