TESSグループは、2026年3月27日、高沢産業株式会社向けの系統用蓄電所設置工事の受注を発表しました。受注した工事は、福岡県直方市に整備される系統用蓄電所で、施工はグループ会社のテス・エンジニアリング株式会社が担当します。
本設備はPCS出力2,556kW、蓄電容量8,944kWh(約8.9MWh)の系統用蓄電所で、HUAWEI製4,472kWhの蓄電池システム2台を採用します。運用事業者は高沢産業で、2027年6月の納入を予定しています。テス・エンジニアリングは2014年に同社へ太陽光発電設備を納入しており、その後の保守・メンテナンスを通じた実績を背景に今回の受注へつながったとしています。
設計から運用管理まで一貫対応
テス・エンジニアリングは設備納入後のO&M(運転・保守)に加え、24時間遠隔監視も担当する予定です。グループでは、系統用蓄電所について用地開発、ファイナンス検討、設計・調達・施工(EPC)、保守、運用管理(アグリゲーション)までを一貫して提供できる体制を整備しているとしています。
系統用蓄電所は送電網へ直接接続され、再生可能エネルギーの導入拡大に伴う出力変動を吸収し、需給バランスの維持や電力系統の安定化に寄与する設備として導入が進んでいます。
2030年までに累積施工700MWを目標
同事業は、TESSグループが2024年8月に策定した中期経営計画「TX2030」の重点分野の一つです。同社は2030年までに系統用蓄電所の累積施工容量700MWを目標に掲げており、今後も事業拡大を進める方針です。