株式会社サンヴィレッジは、2025年10月17日、栃木県足利市で建設した2MW/8MWhの自社系統用蓄電所が2025年9月16日に系統連系したと発表しました。同社にとって初となる自社運用案件であり、系統用蓄電池事業の全国展開に向けた取り組みを本格化します。
今回運転を開始した蓄電所は、出力2MW、蓄電容量8MWhの高圧系統用蓄電所です。アグリゲーターは丸紅新電力株式会社が担当し、日本卸電力取引所(JEPX)の卸電力市場、需給調整市場、容量市場を活用して運用を行います。同社が建設した高圧蓄電所の系統連系実績は、中部電力管内3件、東京電力管内1件の計4件となりました。
系統用蓄電池事業を全国へ拡大
サンヴィレッジは2012年の創業以来、北関東を中心に太陽光発電所の開発・建設を展開し、近年はNon-FIT太陽光発電所の開発にも取り組んでいます。再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、電力需給を調整する蓄電池の重要性が高まる中、自社運用による事業ノウハウの蓄積を進める考えです。
今後は北関東にとどまらず全国で系統用蓄電所の開発を進め、250カ所・合計500MWの開発を目標に掲げています。
市場取引を活用し再エネ導入を支援
系統用蓄電所は、市場価格に応じた充放電や需給調整サービスを提供することで、再生可能エネルギーの出力変動を吸収し、電力系統の安定運用に貢献します。今回の自社運用案件を契機に、同社の蓄電池事業が拡大することで、再エネ導入拡大と電力システムの柔軟性向上につながることが期待されます。