【海外大規模系統用蓄電池事業】Eku Energy、ドイツ市場へ参入 400MW/1.6GWhの大規模蓄電所を取得

Eku Energyは、2026年6月30日、ドイツ・ニーダーザクセン州ラムシュプリンゲで開発中の「Dion BESS」プロジェクトを取得し、ドイツ市場へ参入することを発表しました

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同プロジェクトは、出力400MW、容量1,600MWhの4時間蓄電システムで、送電系統に直接接続する計画です。開発は最終段階にあり、2029年末の運転開始を予定しています。Eku Energyにとってドイツ初の蓄電池プロジェクトであり、同国でも最大規模の蓄電所になるとしています。

グリッドフォーミングとブラックスタートに対応

Dion BESSは、グリッドフォーミング機能とブラックスタート機能を備える計画です。再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、電力系統では周波数や電圧の安定化、停電後の系統復旧に貢献できる大規模蓄電池の重要性が高まっています。

開発事業者であるNIONは、建設着手可能な段階に至るまで引き続きプロジェクト開発を担当し、Eku Energyは開発、設計、技術面で主導的な役割を担います。また、同社はリチウム鉄リン酸塩(LFP)電池の供給パートナーであるFluenceとも連携して開発を進める方針です。

2027年にドイツ拠点開設も計画

Eku Energyは、ドイツで長期的な蓄電池プロジェクトのパイプライン構築を進める考えで、2027年にはドイツ国内にオフィスを開設する予定です。同社はオーストラリア、日本、ニュージーランド、英国、イタリアなどで25GWh超の蓄電池プロジェクトを展開しており、今回の案件により欧州市場での事業基盤を拡大します。

ドイツでは風力・太陽光発電の導入が進む一方、需給調整や系統安定化を担う柔軟性資源の確保が課題となっています。大規模蓄電池の導入は、再エネの有効活用と電力システムの信頼性向上を支えるインフラとして役割を広げそうです。

出典:Eku Energy「Eku Energy acquires first battery energy storage system in Germany」

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