村上胎内洋上風力発電株式会社は、2026年3月、洋上風力発電事業「(仮称)新潟県村上市及び胎内市沖洋上風力発電事業」の環境影響評価準備書を公表し、関係自治体で縦覧を開始しました。対象事業は、洋上風力発電の公募第2ラウンドで選定された三井物産株式会社、RWE Renewables Japan合同会社、大阪ガス株式会社によるコンソーシアムが推進するプロジェクトです。(新潟県)
計画では、新潟県村上市および胎内市沖約9,242haの海域に、15MW級の風力発電機46基を設置し、最大出力736MWを計画しています。一方、系統への接続容量は684MWとなる見込みです。当初予定していたGE Vernova製風車の製造中止を受け、風車仕様を変更するとともに、再エネ海域利用法に基づく促進区域との整合を図るため、対象区域も一部見直しています。
2029年の運転開始を計画
準備書によると、陸上の準備工事は2027年4月、洋上工事は2028年4月に着手し、2029年6月の営業運転開始を予定しています。発電した電力は国内有数の大規模洋上風力電源として電力系統へ供給される計画です。
本事業は2023年に洋上風力第2ラウンドで事業者に選定された案件で、三井物産、RWE Renewables Japan、大阪ガスの3社が設立した特別目的会社「村上胎内洋上風力発電株式会社」が事業主体となっています。(三井物産)
国内最大級の洋上風力開発が前進
村上市・胎内市沖は、再エネ海域利用法に基づく促進区域の中でも国内最大級の開発規模となる計画です。環境影響評価手続きを経て建設が進めば、国内の洋上風力導入拡大や再生可能エネルギー比率向上に向けた中核プロジェクトの一つとなることが期待されます。(村上市公式ウェブサイト)